人間と人間関係を4つの視点から探究
どのように生きていくかは、人それぞれ。しかし、どんな生き方を選んでも、誰もがその人生の中で 「さまざまな生活の場における人間関係」「子ども・青少年」「福祉」「自分の生き方の選択」という〈人間と人間関係に関わる4つの問題〉に直面します。人間関係学科では、この4つの問題について学びます。
■「人間関係」に関わる問題
家庭・学校・職場・地域など、身近な場所で起こっている人間関係の問題を取り上げ、その原因と問題解決の方法を学びます。
[ 問題の一例 ]
●恋愛と結婚はどう違うか ●親はなぜ子どもを理解できないのか
●学校からいじめをなくすことはできるか
●職場で嫌いな同僚とどう付き合えばよいか
●よい人間関係をつくる秘訣はあるのか
●そもそも人間はなぜ人と関わるのか
●人はなぜ集団をつくるのか ●人はなぜ弱いものをいじめるのか
■「子ども」「青少年」に関わる問題
子どもの成長・発達の仕組みについて、また、子育てや学校教育の中で親や教師、子どもたちが直面している問題について学びます。
[ 問題の一例 ]
●子どもをちゃんと育てるために親はどう関わればよいのか
●自分の子どもを虐待してしまう親がいるのはなぜか
●なぜ10万人もの小中学生が不登校になるのか
●なぜ子どもは学校に行かなければならないのか
●学校と親と地域はどのように協力し合うべきなのか
■「福祉」に関わる問題
児童福祉、高齢者福祉、障害者福祉、そして社会保障制度の現状と問題点について、さらに問題解決方法について学びます。
[ 問題の一例 ]
●さまざまな事情で親が育てられない子どもの世話をしているのは誰か
●介護が必要な高齢者が安心して暮らせる社会の仕組みとは
●住宅介護と施設介護、それぞれの長所と短所は何か
●障害者にとって住みやすい社会のあり方とは
■「自分がどう生きるか」という問題
就職、結婚、仕事と家事、夫婦の役割分担など、現代社会の中で「どんな生き方を選ぶか」という問題の現状と解決方法について学びます。
[ 問題の一例 ]
●卒業後、どんな職業に就くことが可能なのか
●女性の能力は職場で十分、活かされているか
●どんな人と結婚するのが幸せか ●家事と仕事は両立可能か
●現代日本における女性の生き方にはどんなパターンがあるか
●大学卒業後、自分はどう生きていくべきか
「実感」で学ぼう!
体験的な授業をさまざまな形で用意していることは、本学部の特色の一つ。
その例として、人間関係学科の授業を紹介します。
社会福祉援助技術演習
ソーシャルワーカーとしての基礎を習得。

私たちの生活上に生ずるさまざまな問題の相談に対応し、適切な福祉サービスを受けられるようにアドバイスやサポートをする人のことをソーシャルワーカーといいます。この授業の目標は、ソーシャルワーカーとしての基礎を身につけ、実践できるようになること。社会福祉の専門職である「社会福祉士」をめざす学生を対象としています。まず、ソーシャルワーカーとして求められる知識を、現実と照らし合わせながら理解していきます。次に、ソーシャルワークを実践するうえで必要な技能を、体験を通して身につけていきます。

プロとしての倫理と価値を身につけてほしい。
授業では「問題の所在の把握」「事前評価」「援助計画の立案」「援助の実施」など、ソーシャルワーカーが実際に行うことを模擬的に実践していきます。ロールプレイ、グループでの討議、資料の収集、さまざまな発表など、実際に各種の活動を自ら体験することで、ソーシャルワーカーに必要な技能について理解を深めていくのです。ここで大切なのは「学生として学ぶ」のではなく「これから経験を重ねていくソーシャルワーカーとして学ぶ」という意識を持つこと。それが福祉専門職としての倫理と価値を身につけることにつながります。
教員からのメッセージ
「人間関係」の理解にもつながります。
何よりもこの授業で重要なのは、ソーシャルワーカーが専門職であることを理解し、それにともなって求められる倫理と価値を十分に自分のものとすること。それは人間関係をより深く理解し、自らを成長させていく契機にもなるはずです。

