Sugiyama 椙山女学園
Sugiyama 椙山女学園
 

社会調査演習I

担当者 田村 雅夫
学科 大学院
学年 1
開講期 前期
単位数 2 単位
開講日 前期 水曜日 6時限

※教員紹介へのリンクがない担当者は非常勤講師もしくは、他学部兼担教員です。

■授業内容

 社会現象の科学的探求のための経験的手法が社会調査である。この授業では、学術研究として社会調査を行うことを想定して、社会調査を実際に行うに際して前提となる基礎的な知識を再確認しながら、実際の社会調査の実施過程全体を演習形式で実践的に学習する。そうした作業を通して学生が的確な社会調査実施のための実践的な知識と能力を習得することを目指す。

■授業計画

1 イントロダクション;
 授業の目的・方針の説明、授業スケジュールの確認、教科書や配布資料の解説などをおこなう
2 社会現象と社会調査
 社会調査の対象である社会現象の意味と特性を確認し、社会調査の社会的な性格・意味を考える
3 社会調査の目的と種類と社会的意義
 社会調査を行う主体のあり方、手段としての社会調査技法、対象としての社会現象の関係を整理し、そこに付随する価値的・倫理的問題を考える
4 量的調査と質的調査
 量的調査と質的調査のそれぞれの特性と意義を確認し、社会調査全体の意義という観点からその関係を考える
5 研究課題と社会調査
 問題の発見から研究課題の設定、研究手順と研究手段の決定までのプロセスを確認し、研究手段として社会調査を選択する意味を考える
6 調査の企画と設計
 ある研究課題によって統計的調査を行うことを想定して、そのための調査企画と調査設計を考える(研究課題の構造分析と仮説の構成、調査技法の選択、調査手順の設計など)
7 調査票の作成(1)
 調査票の具体的質問項目を作成するための枠組みの検討(操作化と操作仮説の構成、変数関係図式の作成など)
8 調査票の作成(2)
 調査票の質問項目作成と調査票全体構成の作成(ワーディング、質問形式、質問の流れや順序等)
9 調査対象の選定から調査結果のデータファイル作成まで
 調査対象の決定から調査の実施、結果の整理・集計までの過程の作業課題の確認(サンプリング、調査マニュアルの作成、エディティングとコーディング、データクリーニング等)
10 調査データの統計処理
 調査データを統計的に処理し、データの概要と確度を把握する(分布と基礎的統計量の算出とグラフ化、統計的検定等)
11 調査データの分析
 2変数間の関係を検討し、操作仮説を検証する(クロス表分析、相関係数の検討等)
12 分析結果の集約・解釈と報告書の作成
 調査データの分析結果を総合化し、調査全体としての結果を検討・解釈して結論を報告書としてまとめる
13 質的データによる調査研究における方法と分析の特性
 質的データを扱う調査研究における調査手法や分析手法を検討し、質的研究の特性を理解する
14 学生の研究テーマを題材とした調査計画の作成演習(1)
15 学生の研究テーマを題材とした調査計画の作成演習(2)

■履修上の注意

この科目は専門社会調査士資格認定科目になっているので、本研究科で専門社会調査士資格の取得を目指す学生は必ず受講すること/
調査技法を身につけるには実戦経験が最も効率的である。調査経験の機会は逃さずチャレンジしてほしい。

■授業方法

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■評価方法

授業におけるプレゼンテーションや討議の内容が50%、レポートが50%の割合で評価する。

■授業テーマ

社会現象への経験的アプローチ

■授業の到達目標/育成する能力

学術研究として社会調査をおこなうための実践的な知識と能力を習得することを目標とする

■教科書

盛山和夫「社会調査法入門」有斐閣ブックス、2004

■参考書

授業にて適時指示する。

■WEBページ

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