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女性が大学で学ぶということ

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臨床心理学科 准教授 西出弓枝

臨床心理学科 准教授 西出弓枝
専門は発達臨床学と臨床心理学。
障害などニーズのある子どもとその家族にどのような支援を行うのかというテーマについて研究をしている。

子育てをしている女性にも、活動の場を
広げていって欲しいと考えています。

現在の大学の役割として、生涯学習機能を果たすことが求められています。社会人の入学や家庭・地域の教育力の向上に資することが強く求められています。

私の専門としている心理学は人の行動やその背景にある心理について研究したり、その理解にもとづいて有効な支援はどのようなものであるかについて検討したりする学問です。私自身の大学生活で特に印象に残っていることは、福祉・教育・行政・地域社会などさまざまな現場に出向き、そこで体験した人々との出逢いであったり、これまで知らなかった世界を知る驚きであったり、そこに身を投じることによって自分のなかに湧き起こってきた感情でした。このように自分自身がその場に直面して、「以前に学んだことは、こういうことだったのか」と腑に落ちることが大きな意味をもっています。また、大学で自分の知らない社会経験を積んだ方々とともに学ぶことができたことも、とても意味のある経験でした。相談所の職員や、OL、主婦、教師、看護婦、音楽や美術を学んできた方々からその経験を教えてもらったり、その経験に基づいたその人らしい研究テーマに取り組む姿勢を目の当たりにしたりして刺激を受け、自分らしい生き方や研究ってどのようなことなのかを考えるようになりました。

現在は私自身子どもを育てる身であり、子どもを育てながら「子どもの発達」「育児期の親の感情」「親子のコミュニケーション」など心理学のキーワードに日々直面しています。同世代の友人やママ仲間のなかにも、その人自身の生活のなかで感じてきたことがらや社会現象として取り上げられている課題について、もう少し理論的に裏づけをしたり、子育て後の職業生活を目指したりすることを目的として、大学や大学院で学んでいる人は少なくないです。

環境が許すのであれば、生涯学習の機会としてぜひ大学の門を叩いていただきたいです。自分らしい生き方についてゆっくり考えたり、知識を習得し実践的な経験を積む場として大学を利用していただき、ご自身の活動の場を広げていっていただきたいと思っています。

人間関係学科 准教授 小倉祥子

人間関係学科 准教授 小倉祥子
専門は女性と職業生活。
最近の研究テーマは女性の長期勤続を促す要因(企業内の制度について)、専門職であるMR(製薬会社の営業職)の勤続についてなど。

女性の生き方は一つではありません。
いろいろな自分をイメージしてください。

女性の社会進出は近年目覚しいですが、今までも女性は農業であったり自営業の一員としてであったりと働いていました。ですから、女性の労働力率でみれば、例えば戦前と比べても、それほどは変わっていません。変わったのは、「雇われて」働く女性の数が急激に増えたということです。その結果、家庭をもちながら働き続けたいと願っても、継続が困難になるという問題が出てきました。その要因としては、家庭では出産・子育て、企業では長時間労働や転勤が挙げられます。特に、妻の単身赴任は現実に難しいですから、転勤をするのであれば辞職するということになるわけです。

女性、特に若い方は、就職、結婚、出産、退職、そして子育て後に再就職、という人生のライフコースを「こうでなければならない」と一本のイメージとして創り上げがちです。私の授業を受けている学生もそうです。でも、講義では一本ではなく「いろいろな可能性をイメージしてみましょうよ」ということを提案しています。例えば、私自身も県立高校の教員からマスコミへ転職を経験しました。2つの職場を経験したことで、業界によって男女ともに労働事情に差があるということに驚きました。こうした体験から、特に日本女性の労働の実態に興味を持つようになり、大学院に入学して研究職へと転身したのです。学部生の頃は大学院へ行くとは想像もしませんでした。しかし、社会に出た中で、もっと広く学びたいと思うようになり、進学を決意したのです。

一度社会に出た人間が大学で学ぶメリットというのは、自分の生きてきた道を客観的に見つめ直す機会が得られることだと思います。私自身が大学院へ入学したときには学部から進学してきた学生とは年が離れていましたが、一方で、もっと年配の方もいらして、親の介護問題や夫婦別姓問題など、同世代の友だちの間では出てくることのない話題が持ち寄られて、今まで遠く思えたことが急に身近に感じられたりして、貴重な経験をすることができましたし、自分自身を見つめ直すことができました。いろいろな年代の方が一緒に勉強するということは、単に学問を学ぶだけでなく、互いに良い刺激を与えあえると思うのです。

女性の生き方は一つではありません。例えば一つの選択肢として、社会を経験した後に大学で学ぶという生き方もあると思います。いろいろな方に大学に来ていただいて、それぞれの人生経験を語っていただき、多種多様な生き方や視点をお互いに共有できれば、とても素晴らしいことですし、そこから得られるものは、単に学問から得られるもの以上に大きなものだと思うのです。

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