Sugiyama 椙山女学園
Sugiyama 椙山女学園
 
最終更新日: 2017-07-19

杉藤   重信  [ すぎとう   しげのぶ ]

写真:杉藤 重信
教授

メッセージ:

学生時代、わたしのあこがれは海外生活でした。海外移住は実現できていませんが、文化人類学を研究領域に定め、定期的に国外に出かけ比較的長期にわたって滞在できるようになりました。ただ、大学に勤務するようになってからは、滞在期間はずいぶん短くなってしまい、それは残念なことなのですが・・・。
さて、わたしは1984年以来オーストラリア先住民社会での参与観察を行っています。自分自身が生活する日本社会の変化はわかりにくいですが、客観的に眺めることのできる先住民の生活変化の大きさに年々驚かされています。
彼らの日常生活の変化や彼らを取り巻く政治的経済的変化は大きいものがあります。もともと彼らの生活は狩猟採集です。農業社会を基盤とする近代社会とは、生活観が全く違います。そうした彼らの生活は、否応なく変化を迫られています。
グローバリゼーションの名のもと、世界の人々の暮らしは画一化の方向へと向かっていこうとしていますが、私たちは多様な暮らしを護ることの大切さをしっかり見据えてゆくことが重要だと思います。

 

■最終学歴

甲南大学大学院人文科学研究科応用社会学専攻博士課程(後期課程)(1982年単位取得満期退学)

■学位

社会学修士(1976年、甲南大学)

■最近の研究テーマ

「文化人類学における家族・親族領域を中心としたフィールドデータの処理と分析」:フィールド・ワークでの使用に耐える家族親族に関するデータベースの開発に関する共同研究を実施している。http://study.hs.sugiyama-u.ac.jp/alliance/
「植民国家における先住民社会の文化変容に関する比較研究」:オーストラリア・アボリジニ社会文化の変容過程に関する研究を中心に、イギリス・アイルランド系の植民国家における状況について比較研究を進めている。

■研究業績

《論文》
  1. アボリジニ芸術と作家活動:現代に生きるドリーミング、飛騨・世界生活文化センター『夢に生きる:オーストラリア・アボリジニの世界』飛騨・世界文化センター、36-44頁、2003
  2. 現代に生きるドリーミング:アボリジニ・アートの目指すものは何か、小山修三他編『精霊たちのふるさと:アボリジニ現代美術展』現代企画室、20-23頁、2003
  3. 人口学における家系図研究の可能性、『人口学研究』34:23-29、2004
  4. 親族関係分析システム『アライアンス』による『宗門改帳』分析の試み、『人文科学とコンピュータシンポジウム2005』159-166頁
  5. 人類学調査支援ツール、親族データベース「アライアンス」について、『オセアニア学会ニュースレター』、no. 86 pp.10-37、2006
  6. 'Alliance Project: Digital Kinship Database and Genealogy'、L. Dyson et. al. (eds.),"Information Technology and Indigenous People " (Idea Publishing Group), pp.260-365, (co-author: S.Kubota)、2006
  7. アボリジニの芸術活動と著作権:文化の所有と拡散、山田奨治・編著『コモンズと文化:文化は誰のものか』、東京堂出版、pp.147-179、2010
  8. 文化人類学研究ノート:多様性の視座に向けて、『椙山人間学研究』10号(椙山人間学研究センター)、pp.131-140、2015
  9. オーストラリア先住民の現在と未来:人間文化の多様性理解のために、『椙山人間学研究』11号(椙山人間学研究センター)、pp.121-133、2016
  10. 自校教育について、『椙山人間学研究』11号(椙山人間学研究センター)、pp.181-201、2016
  11. ブッシュファイア再考:AnthropoceneとMultispeciesをめぐって、『椙山人間学研究』12号(椙山人間学研究センター)、pp.126-138、2017
《報告書》
  1. イメージ処理を伴う文化人類学調査ツールの開発と研究、杉藤重信・編著、文部省科学研究費補助金基盤(B)(1)、課題番号12551005、2000-2002年報告書、2003
  2. 親族データベースおよび系図の利用に関する応用人類学的研究:アプリケーションおよびその利用に関する支援手法の開発、文部省科学研究費補助金基盤(B)(1)、課題番号15320122、2003-2005年報告書、2006
  3. 親族データベースの構築と運用に関する総合的研究:XMLによる親族構造記述およびデータベース連携を目指して、、2009
  4. 家系図をキーインデックスとしたデータベースの手法の開発と検証、、2013

■担当科目

文化人類学、フィールドワーク論、比較文化論、現代文化論、エスニシティ論

■社会的活動又は学会活動

日本文化人類学会会員、情報処理学会会員、日本人類学会会員、日本人口学会会員、オーストラリア学会会員、オセアニア学会会員、情報ネットワーク法学会会員

■学術賞の受賞状況

平成18年度山下記念研究賞(情報処理学会):http://www.ipsj.or.jp/annai/aboutipsj/award/yamasita2006-detail.html#ch

■担当講義

科目名 学科 学年 開講期
ファーストイヤーゼミ人関1前期
エスニシティ論人関1前期
文化人類学人関1後期
海外演習A人関1前期
海外演習B人関1後期
文化人類学心理1後期
エスニシティ論心理1前期
海外演習A心理1前期
海外演習B心理1後期
ケースメソッドIII人関・心理3前期
ケースメソッドIV人関・心理3後期
卒業論文人関・心理4通年
基礎演習人関2後期
フィールドワーク論人関・心理2前期
国際化と人間I人関・心理1前期
国際化と人間II人関・心理1後期
現代文化論人関・心理2後期
文化人類学人関・心理1後期
比較文化論人関・心理2前期
比較文化論特講大学院1前期
社会調査演習II大学院1後期
 
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