Sugiyama 椙山女学園
Sugiyama 椙山女学園
 
最終更新日: 2017-07-19

安立   奈歩  [ あだち   なほ ]

写真:安立 奈歩
准教授

メッセージ:

 専門は、臨床心理学、青年心理学、心理アセスメントです。これまで、保健センター、小児科、小中学校のスクールカウンセラー、大学の学生相談、精神科など様々な現場で心理臨床を実践してきました。現在は、困りごとや発達のかたよりによって生きにくさを抱える子どもや保護者、青年、成人の方に心理専門家として関わりながら、(1)人が子どもからおとなになる過程で起きる心身の変容、それに伴う家族関係・ライフイベントの変容をどう乗り越えるのか、(2)こうしたプロセスに関わる際の実効ある支援・連携のあり方、について研究しています。また、非言語的なコミュニケーションを用いた心理臨床的技法についても研究しています。
 人が個としての連続性を維持してこの世を生きるのはすごいことだと思います。心で起こっていることと、それらを表現することとは必ずしも一致しないし、外の世界が猛烈なスピードで変化する不連続な状況であれば、尚更そうです。私の研究には、このような、他との関係性における連続性―不連続性を個がいかに生き抜くのか、というテーマが基底にあります。

 

■最近の研究テーマ

 私の授業の一つでは、絵や粘土を使って思いのまま表現し、さらにその体験を言葉にすることで連続―不連続の行き来を味わった後、日常生活におけるみなさん自身に置き換えて考えてもらいます。心理臨床の知恵を生活に生かしていきたいと考えています。
 思春期・青年期は人生で最も多感な時期です。この年代の娘さんを持つ親御さんも、人生の分岐点に立っていると言われています。臨床心理学の知恵を使い、多感な親子がお互い自分らしく生きる道を見つめていきたいと考えています。

 最近の研究テーマは以下の通りです。

・言葉およびイメージを媒介とした表現の生成プロセス
・大学生の自己理解・自己表現能力の支援プログラム構築と効果測定
・小学校教諭および児童への調査に基づく支援体制構築に関する研究―地域連携を活用したアクションリサーチ―

■研究業績

《論文》
  1. 青年期の境界例心性に関する研究、心理臨床学研究,17(4),345-354、1999
  2. 個人内過程および対人関係過程における攻撃性のあり方に関する研究、京都大学大学院教育学研究科課程博士論文(未公刊)、2004
  3. 小児科における心理臨床の現状―心理臨床家と小児科医の心理的援助の取り組みに関する調査より(共著)、心理臨床学研究,24(3),368‐374、2006
《著書》
  1. 学校臨床における「定点」について―「個」に寄り添う姿勢を通して見えてくるもの(共著)、岡田康伸・河合俊雄・桑原知子編『心理臨床における個と集団』創元社 ,351-360、2007
  2. 保健センターで出会う発達障害の可能性のある子どもとその親への支援(共著)、伊藤良子・角野善宏・大山泰宏編『「発達障害」と心理臨床』 創元社,214-223、2009
  3. 授業で使える青年心理学ワークブック(共著)、北樹出版、2013
  4. 授業で使える心理学ワークブック改訂版(共著)、北樹出版、2014
《翻訳》
  1. フィリップ.バーカー著,児童精神医学の基礎(共訳)、金剛出版、1999
  2. オットー.ランク著,出生外傷(共訳)、みすず書房、2013
  3. ゲリー L.ランドレス著,新版プレイセラピー―関係性の営み(共訳)、日本評論社、2014

■社会的活動又は学会活動

日本心理臨床学会,日本箱庭療法学会,日本青年心理学会,各会員

■担当講義

科目名 学科 学年 開講期
人間論1人関・心理1前期
ファーストイヤーゼミ心理1前期
人間関係論B1人関・心理1後期
人間関係論B2人関・心理1後期
ケースメソッドI心理3前期
ケースメソッドII心理3後期
ケースメソッドIII心理3後期
卒業論文心理4通年
人間関係論I人関・心理1後期
人間関係論IV人関・心理1後期
青年心理学人関・心理2前期
心理検査法心理3後期
臨床心理査定演習II大学院1前期
臨床心理学基礎実習I大学院1前期
臨床心理学基礎実習II大学院1後期
臨床心理学実習I大学院2前期
臨床心理学実習II大学院2後期
スーパーヴィジョン大学院2前期
 
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