中国の観光

タクシーに乗っても運転手は道がわからないことが多かった。日本のようにカーナビを設置しているタクシーはともかくとしても、たいていは、道で人に行く先を聞くタクシーは滅多にいないだろう。地図上の知識についても二種免許に含まれると聞く。少なくとも見た限りにおいて、中国では、ホテルの名前についてすらもすぐには了解されず(おそらく、観光客はほとんど乗客ではないということなのかもしれない)、もちろん、どこかの企業の所在地(しかも、住所を告げているにもかかわらず)にも、すぐには行ってくれない。
そこで、通りがかった人や、知ってそうな人、たとえば、運転手や警察官に聞くのだが、実は、らちがあかない。運転手が当てにならないのは、先に述べたとおりだから、タクシーの運転手が他の運転手に聞いても、ほぼだめなのは、当然だが、警察官に聞いても、大きな身振りで「あっちだ」というくらいのことしか教えていないようである。
質問すると、たいていの人は、「あっちだ」と指さすし、近くにいる人にも、聞き合わせているようなので、質問への答え方としては、親切だと思われるが、実は、結果には結びつかないある意味ではお節介な行為であるらしい。知らないなら知らないとはっきり言う、というのが、混乱が生じないのだが、こういった人々の行動の結果、タクシー運転手は右往左往することになる。道を知っている人にとって、タクシーを迷わせることはなく、目的地に行き着くことができるのであろうが・・・。
このエピソードは、中国の観光かはまだまだだと言うことかもしれない。北京空港におけるアナウンスもそうであった。とにかく、少なくとも国内線のターミナルでは、英語のアナウンスがほとんどない上に、搭乗口変更のアナウンスも、場内アナウンスではなく、ハンドマイクを持った係員が場内を回り、中国語で告げている。中国語を理解しない観光客にとっては、絶望的である。もっとも、見回したところ、99パーセントは中国人といったところなのだが、しかし、たくさん群れている中国人の中に確実に観光客は存在するようである。区別点は、服装であった。

このブログ記事について

このページは、杉藤重信が2004年3月18日 23:55に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「中国の交通」です。

次のブログ記事は「中国ホテルのインターネット事情」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。