Sugiyama 椙山女学園
Sugiyama 椙山女学園
 

外国史B

担当者 岡地 稔
学科 人関
学年 1
開講期 後期
単位数 2 単位
開講日 後期 月曜日 2時限

※教員紹介へのリンクがない担当者は非常勤講師もしくは、他学部兼担教員です。

■授業内容

「大帝」「肥満王」「懺悔王」「征服王」「獅子公」等々。ヨーロッパ中世においては多くの君侯がこのように渾名で呼ばれる。何故であろうか。「カロリング家のカール・マルテル」さんのフルネームは「カール・マルテル・カロリング」なのか。フランス革命で処刑されたルイ16世の父の名はルイで、その父の名もルイ(15世)で、その父の名もルイで、その父の名もルイで、その父の名もルイ(14世)で、その父の名もルイ(13世)であった。何故一族内で同名が累々と続くのか。「ヨーロッパの名門」と呼ばれるハプスブルク家でさえ、系譜的には11世紀までしかさかのぼれない。何故か。我々の身近にありすぎて、あらためて意識されることの少ない名前。名前に関わる種々の問題を通して、既知と思われているヨーロッパの歴史や社会の一側面を考察していきたい。

■授業計画

1. 序「カロリング家のカール・マルテル」さんのフルネーム
2. Ⅰ 姓の誕生 1 ヨーロッパ人の名前のありよう
3. Ⅰ 姓の誕生 2 姓誕生前の名前の構造
4. Ⅰ 姓の誕生 3 姓の誕生
5. Ⅰ 姓の誕生 4 イギリスにおける誕生期の姓の名残
6. Ⅰ 姓の誕生 5 姓の誕生期のイギリス
7. Ⅱ 渾名の繁栄 1 渾名の宝庫:中世ヨーロッパ
8. Ⅱ 渾名の繁栄 2 渾名の宝庫:ヨーロッパ中世
9. Ⅱ 渾名の繁栄 3 「渾名文化」をめぐる問題
10. Ⅱ 渾名の繁栄 4 渾名使用の背景
11. Ⅱ 渾名の繁栄 5 「渾名文化」の成立
12. Ⅲ 名前のもつ意味
13. Ⅳ 貴族の親族集団・家門 1 貴族の同属意識
14. Ⅳ 貴族の親族集団・家門 2 貴族の親族集団・家門
15. 補論 中世貴族の名前のその後

■履修上の注意

特にありませんが、授業にはまじめに取り組み、事前・事後学修をきちんとおこなってください。/
過去の歴史が今につながっていることを看取してもらえれば幸いです。

■授業方法

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■評価方法

学期末の筆記試験(100%)で評価します。

■授業テーマ

名前の文化史

■授業の到達目標/育成する能力

人名のありようは単純そうでいて、その実、民族ごとにさまざま、かつ特有であり、それぞれの民族の社会・歴史に根ざしている。本講義では名前に関わる種々の問題を通して、歴史・社会への理解を深めることをめざす。

■教科書

使用しません。

■参考書

授業時に紹介します。

■WEBページ

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