Sugiyama 椙山女学園
Sugiyama 椙山女学園
 

演習IV

担当者 西口 正文
学科 人関・心理
学年 3
開講期 後期
単位数 1 単位
開講日 後期 金曜日 3時限

※教員紹介へのリンクがない担当者は非常勤講師もしくは、他学部兼担教員です。

■授業内容

ひとの生存にとって、自由や平等や友愛の理念を大切にして人間関係を築こうとする志にとって、資本主義とはどれほどのものであるのか? この問いに照準してわたしたちの思考を触発してくれそうな映像や読み物を資本主義を前提とした正義観念と反資本主義的な正義観念とを対比して考えるのを促してくれそうな映像や読み物をじっくりと観る・読む。そのうえで、各人にとっての社会現象に対する印象を持ち寄って、資本主義に対する自分なりの解釈を試みてみる。そうして試みた解釈を提示し合って、意見を交わし合うことにしよう(・・・・・対話しよう)。最終的には、自分なりの資本主義像が(はじめに比べて幾分なりとも)深まることを願って。

■授業計画

以下に記すのはあくまで計画であり、教員を交えた学び手たちの相互行為の過程では、大いなる変更も生じ得る。
そのことは、授業が一方的な伝達行為ではなく、そこに集う者の間の対話であろうとする場合には、当然に想定されることだ。
1. 導入
2. ホセ・ムヒカ---ウルグアイの前大統領、「世界で一番貧しい大統領」として関心を呼んだひと---からの呼びかけに耳を傾ける
3. 自由・平等・友愛という理念の二様相
  ・・本当のところ大切に感じられるのに、実際場面ではよそよそしく感じられることについて
4. 資本主義をひとは(先人は)どのように問うてきたのか、について・・・・・貧困という事態
5. 資本主義をひとは(先人は)どのように問うてきたのか、について・・・・・戦争という事態
6. 資本主義(の現状)に対する知見はいまどのように刷新されてきているのか、について・・・・・所有
7. 同上②・・・・・労働
8. 同上③・・・・・社会システム
9. 同上④・・・・・自尊感情
10. 自らの体験から資本主義に対するイメージづくりを試みる→試みを提示し合う→対話へ・・・・・発表と対話《前半》
11. 同上②・・・・・発表と対話《後半》
12. 同上③・・・・・さらに深めた発表と対話《前半》
13. 同上④・・・・・さらに深めた発表と対話《後半》
14. 同上⑤・・・・・解明できなかった事柄の確認
15. 総括討議

■履修上の注意

無断で欠席することがあってはならない。

■授業方法

-

■評価方法

授業全体を通じて中心をなす論点についての理解および思考の展開内容・質を重視し、さらに発表や討議などについて、参加者それぞれのよさ・持ち味を総合して評価する。
(欠かさずに出席することを最重要視する。無断で欠席することがあってはならない。)

■授業テーマ

漫画と映像を通して、「資本主義(の本性)を正義の視点から問い直す(そしてあばきたてる)」

■授業の到達目標/育成する能力

社会の現在において感じることの多い生き難さ(いきにくさ)が、経済システム(そして文化・政治のシステムにも波及作用をもっているそのありよう)としての資本主義によってもたらされるのではないだろうか? そのような問いかけを大切にし温めつつ議論に踏み出そうとする気力を、しかしながら、萎えさせてしまうような社会の雰囲気が醸し出されるのは、いったい何故であるか? 初発のこの問いに向き合って、探究するセンスをつかむこと。 /批判的思考・判断  懐疑的で探究的な態度・志向性  発表と対話の方法についての技能・表現

■教科書

くさばよしみ編『世界でいちばん貧しい大統領からきみへ』(汐文社)←これは購入不要。  アンドレス・ダンサ+エルネスト・トゥルボヴィッツ『ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領』。
エセキエル・アダモフスキ+イラストレータ連合『まんが 反資本主義入門』(明石書店)←これは購入不要。 

■参考書

ホセ・ムヒカ(艸場よしみ編) 『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』(汐文社)、 佐藤美由紀『ホセ・ムヒカの言葉』(双葉社)、
内橋克人『共生の大地』(岩波新書)、内橋克人『共生経済が始まる』(朝日文庫)、
トマス・ポッゲ「人間的豊かさと普遍的正義」(トマス・ポッゲ『なぜ遠くの貧しい人への義務があるのか』(生活書院)所収)

■WEBページ

-

 
ページTOPへ