Sugiyama 椙山女学園
Sugiyama 椙山女学園
 

女性史

担当者 安川 寿之輔
学科 人関
学年 2
開講期 前期
単位数 2 単位
開講日 前期 月曜日 3時限

※教員紹介へのリンクがない担当者は非常勤講師もしくは、他学部兼担教員です。

■授業内容

歴史は、私たちが今をどう生きるかを学ぶための教科。だから、現在、世界史的に進行中の「静かで長い革命」=「女性革命」の時代に焦点をあてて、皆さんの感性に揺さぶりをかけながら、これからどう生きるべきなのかを、一緒に考える講義にしたい。
最初の時間にはアンケート調査を行い、皆さんの歴史認識や女性と男性の関係にかかわる認識・感性を知る努力をする。調査結果について、珍しく1960年代から女性差別問題にとり組んできた安川の目で、いささか厳しいコメントを試みる。
女性史の基本知識として、世界史は「J.J.ルソーの女性論」、日本史は「福沢諭吉の女性論」の「定説」批判の講義を行う。
教科書『女性差別はなぜ存続するのか』も利用しながら、「静かで長い革命」としての「女性革命」について、①なぜ、この革命が1970年代から生じることになったのか。②「女らしさ、男らしさ」の常識の変革に革命が何をもたらしたのか。③革命の結果として生じた女性の社会的進出、「労働権」の確立や「女人禁制」の崩壊などについて考察する。④学生に身近な学校教育の変動・変革に革命が何をもたらしたのか。⑤革命が浮きぼりにすることになった女性への「差別語」問題、「ミス・コンテスト」中止問題、「セクハラ」「ドメスティック・バイオレンス」などという新しい認識などについて考察する。⑥女性革命の「先進国」の事例から、日本における近い未来の女性解放の展望を試みたい。⑦最後に、J.レノンとオノ・ヨーコの名曲「イマジン」を手がかりにして、(女性)差別の消滅するユートピアの展望も考えてみたい。

■授業計画

1.アンケート調査の実施と講義概要の説明
2.アンケート結果についての辛口のコメント
3.女性差別の本質(1)-人(男性)はなぜ人(女性)を差別するのか?
4.女性差別の本質(2)-近代民主主義革命と性差別
5.ルソーの女性差別論
6.福沢諭吉の女性差別論
7.女性史と差別
8.静かで長い「女性革命」の時代
9.「女性革命」と時代の変貌(1)-「男らしさ、女らしさ」の揺らぎと「女人禁制」の崩壊
10.「女性革命」と時代の変貌(2)-教育における女性差別と変革への胎動
11.「女性革命」と時代の変貌(3)-差別語問題、ミス・コンテスト論議、性差別裁判
12.近未来の女性解放の展望
13.アファーマティブ・アクション
14.ノーマライゼーション
15.「イマジン」と人類の夢

■履修上の注意

講義との出会いを契機に、新聞やテレビのニュースに、今まで以上に目をとめるようになることを期待している。あわせて、教科書と「脱線教材」は、学生に身近な事象を分かりやすく提示しているので、予習と復習を期待します。

■授業方法

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■評価方法

試験と単位取得援助レポート(試験成績に20点加算)の二つで評価する。

■授業テーマ

女性史-「女性革命」の時代を中心に

■授業の到達目標/育成する能力

「女性革命」の時代認識をふまえて、働くことの積極的な意義や社会的役割を理解して、学生が自分の生き方を問いなおすきっかけとなる講義を目ざす。

■教科書

安川寿之輔『女性差別はなぜ存続するのか』(明石書店)は教室において、著者割引で販売。

■参考書

安川寿之輔・悦子『女性差別の社会思想史』(明石書店)
安川寿之輔『福沢諭吉の教育論と女性論』(高文研)

■WEBページ

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