Sugiyama 椙山女学園
Sugiyama 椙山女学園
 

認知心理学II

担当者 増井 透
学科 心理
学年 3
開講期 後期
単位数 2 単位
開講日 後期 水曜日 1時限

※教員紹介へのリンクがない担当者は非常勤講師もしくは、他学部兼担教員です。

■授業内容

認知心理学とは、私たちが世界をどのように理解するか、実験的方法を用いて研究する領域である。日常生活において当たり前に感じる知覚や記憶などの認知情報処理が、いかに複雑で精緻なプロセスであるかを体験的に理解することを目的とする。なぜ覚えられないのか、なぜ忘れられないのか(記憶の仕組み)、記憶は本当に正しいのか(記憶の変容)、記憶が壊れるとき(認知障害と認知症)、第一印象は正しい(潜在的認知)、意識下の刺激の効果は本当にあるのか(サブリミナル効果)、なぜ株で損をするのか(行動経済学)など、おもに記憶の領域から思考のプロセスにかけてのさまざまな現象をとりあげ、現象の体験を通して、いかにわれわれが外界と積極的にかかわっているかを最新の認知モデルで理解する。

■授業計画

1.認知心理学イントロ
2.注意と意識:注意とは何か
3.注意と無意識:注意の錯覚 change blindness
4.注意と不注意:メンタルスリップ
5.記憶の世界:記憶は自己同一性
6.記憶の世界:記憶のモデル
7.記憶の世界:スキーマの働き  
8.記憶の世界:記憶はウソをつく
9.記憶が壊れるとき:認知症と記憶
10.認知と感情:無意識が認知を支配する
11.認知と感情:無意識は表情に現れる
12.思考のバイアス:思考は合理的でない
13.思考のバイアス:経済学+心理学=行動経済学
14.思考のバイアス:認知カウンセリング
15.認知心理学まとめ

■履修上の注意

この授業(認知心理学Ⅱ)では記憶から思考にかけての高次機能領域を扱い、認知心理学Ⅰでは知覚から記憶までを扱う。どちらかでも実験的アプローチや認知心理学の枠組みは学べるが、認知心理学Ⅰを受講していることが望ましい。/
認知心理学で扱うテーマは日常生活の中にいくらでも発見できる。授業で学んだ内容をフィードバックしてみると、映画の「ペイチェック」や「トータルリコール」のように世界の見方が変わるかもしれない。

■授業方法

-

■評価方法

定期試験を行う(60%)。随時行う実験や調査、各種課題への協力態度(40%)と合わせて評価する。

■授業テーマ

記憶、思考などの高次認知機能がいかなるものであるか、また認知プロセスの大半がじつは無意識レベルで生じていることを理解し、それが日常生活とどのような関係をもつのかを考察する。

■授業の到達目標/育成する能力

【知識・理解】【態度・志向性】こころがどのように世界を認識しているかについての認知モデルを理解することで、日常生活のさまざまな認知行動がいかに説明されるか考え、人間のこころの仕組みについて考察し、自己及び社会の諸現象の理解に応用できることを目標とする。

■教科書

必要に応じて指示するか、資料を配布する。

■参考書

必要に応じて提示する。

■WEBページ

-

 
ページTOPへ