
![大学院案内[概要]](../images/gr_school/gr_indextitle.gif)
「人間関係」の視点から現代社会の問題解決をめざします。
本研究科は、人間関係学部を基盤とした日本で最初の大学院です。
産業が高度に発達し、人々の生活環境が激変するなかで、さまざまな人間関係の問題に的確に対処し、人々の自己実現や自己開発の努力に援助の手を差し伸べることのできる人材が必要とされています。
本研究科では、臨床心理学および人間共生に関する教育研究を通して、臨床心理相談、地域・福祉の公共政策、企業の人事・研修、学校教育・生涯教育等にかかわる高度な専門的職業人を養成し、社会の発展と福祉に貢献することを目指します。
■特色
- 1研究科1専攻とし、臨床心理学、人間共生学という専門領域の枠を越えた、学際的・総合的な選択履修が可能です。
- 人間や人間関係にかかわる高度専門職業人を養成します。
- 昼夜開講制、セメスター制の採用、星が丘キャンパスの活用により、社会人の方にも広く門戸を開放します。
- 中学校教諭専修免許状(社会)および高等学校教諭専修免許状(地理歴史・公民)の取得が可能です(一種免許状を取得していることを条件とします)。
- 専門社会調査士の取得が可能です(社会調査士資格の取得を条件とします)。
一人ひとりの生き方を尊重することと社会の多様性

李 敏子
長期化するコロナ禍は人々の心理や家族関係に甚大な影響を及ぼし、児童虐待や自殺が増加しています。
このようなストレス社会にあって、心理的問題を抱える人々への援助はますます必要とされるでしょう。
臨床心理学領域では心理的援助の専門家である公認心理師・臨床心理士を養成しています。
また、人間共生領域で重視している社会の多様性は、個人から見ると一人ひとりの個性が尊重されることを意味します。
それは心理的援助において最も大切にしている価値観であると言えます。
本研究科では、個人を大切にするためには環境への働きかけが重要であることも学ぶことができます。