[シラバス検索] [教員紹介:三浦 隆宏] |
哲学(日進)
担当者 | 三浦 隆宏 |
---|---|
学科 | |
学年 | 1 |
開講期 | 後期 |
単位数 | 2 単位 |
開講日 | 後期水曜日3時限 |
※教員紹介へのリンクがない担当者は非常勤講師もしくは、他学部兼担教員です。
■授業内容
考える(=思考)とはどういう営みか。考えることは悪を抑制することにつながるのか。考えないこと(=思考の欠如)とはどういう状態か。的確な判断力を身につけるにはどうしたらよいか。こういった諸問題について、ハンナ・アーレントの思想を参照しながら考えてゆく。
■授業計画
1.「哲学」には〈愛〉が欠けている
2.思考は何でないか
3.思考の本質:「一者のなかの二者」
4.思考とメタファー
5.アイヒマン裁判の衝撃
6.凡庸な悪と思考の欠如という問題
7.思考の閉鎖性について
8.クローズド・サーキットとオープン・サーキット
9.思考に道徳性は期待できるか
10.規定的判断と反省的判断の違いとは
11.「範例」が果たす役割
12.観客とはどのような存在か
13.共通感覚=共同体感覚について
14.「範例的妥当性」という概念
15.授業のまとめ
■履修上の注意
シラバス作成時と講義の開始時期とのあいだに半年以上の開きがあるため、授業テーマが変更となることはないが、授業計画は適宜変更する場合がある。
■授業方法
-
■評価方法
授業への参加状況40%(授業内での発言を重視する、また小レポートを課す場合がある)、期末のレポート60%(問いやテーマ設定の独自性を重視する)、以上を合算して評価する。
■授業テーマ
思考・道徳性・判断について考える
■授業の到達目標/育成する能力
哲学的な問いおよび思考とはどういうものであるのかを理解し、自分自身でも問いを立ててそれについて考え、その過程を文章にして論述できるようになること。
■教科書
指定しない
■参考書
ハンナ・アレント『責任と判断』ちくま学芸文庫
ハンナ・アーレント『精神の生活 上 思考』岩波書店
ハンナ・アーレント『完訳 カント政治哲学講義録』明月堂書店
ほか、授業中に適宜紹介する。
■WEBページ
-