Sugiyama 椙山女学園
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卒論事前指導ゼミ

担当者 加藤 容子
学科 人関・心理
学年 3
開講期 後期
単位数 1 単位
開講日 後期水曜日3時限

※教員紹介へのリンクがない担当者は非常勤講師もしくは、他学部兼担教員です。

■授業内容

4年次の卒業論文作成の基礎となるような,先行研究のレビュー,問題意識の掘り下げと明確化を行う。
テーマ選択は自由である。なお担当者の専門は,組織・集団と個人の関係,ライフキャリアの葛藤や発達(仕事と家庭の両立,女性のライフコース選択など),ストレスとメンタルヘルス(ストレス,コーピング,ソーシャルサポートなど),対人関係(親子関係,友人関係,夫婦関係,リーダー・フォロアー関係など),社会的役割(仕事役割,親役割,子ども役割など),自己・アイデンティティ等である。

■授業計画

1.オリエンテーション,心理学研究と論文執筆の方法
2.文献検索と心理統計の復習
3.論文の読解①(数量的研究)
4.論文の読解②(質的研究)
5.レポート発表と討議①-1(リサーチクエスチョンの検討)
6.レポート発表と討議①-2(リサーチクエスチョンの検討)
7.レポート発表と討議②-1(先行研究のまとめ)
8.レポート発表と討議②-2(先行研究のまとめ)
9.レポート発表と討議③-1(問題と目的の論理的構成)
10.レポート発表と討議③-2(問題と目的の論理的構成)
11.レポート発表と討議④-1(研究目的の明確化と仮説の設定)
12.レポート発表と討議④-2(研究目的の明確化と仮説の設定)
13.レポート発表と討議⑤-1(研究方法の検討)
14.レポート発表と討議⑤-2(研究方法の検討)
15.まとめ,4年次の卒業論文作成までの課題の確認

■履修上の注意

モジュール:心理臨床と医療,女性と職業キャリア,認知と行動
研究のベースとなる基礎的な授業(心理学研究法,心理学実験,心理学統計など)をよく復習しておくこと。
自分のテーマに関連する講義やケース・演習を履修しておくことが望ましい。

■授業方法

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■評価方法

授業内のレポート発表(30%),議論への関与(20%),期末レポート(50%)の総合評価とする。
<授業内のレポート発表の評価観点>
・リサーチクエスチョンの明確さ
・先行研究レビューの適切さ
・問題と目的の論理性
・研究方法の妥当性
<議論への関与の評価観点>
・自身の発表時の積極的態度
・他のゼミ生の発表への積極的な理解と質問
<期末レポートの評価観点>
・タイトル,問題と目的,方法を通した論理一貫性
・研究としての体裁

■授業テーマ

卒業論文作成のための基礎的な学修

■授業の到達目標/育成する能力

先行研究のレビューと問題意識の明確化によって思考・判断力を身につける。また,レポート発表によって技能・表現力が向上する。

■教科書

白井利明・高橋一郎『よくわかる卒論の書き方』(ミネルヴァ書房)

■参考書

松井豊『心理学論文の書き方』(河出書房新社)
小塩真司・西口利文(編)『質問紙調査の手順』(ナカニシヤ出版)
松浦均・西口利文(編)『観察法・調査的面接法の進め方』(ナカニシヤ出版)
秋田喜代美・能智正博(編)『はじめての質的研究法―臨床・社会編―』(東京図書)
小宮あすか・布井雅人『Excelで今すぐはじめる心理統計―簡単ツールHADで基本を身につける』(講談社)

■WEBページ

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